2014年6月28日土曜日

2014 5/24 『音色』

「貸してぇ〜」と言われて、なんとなく奪取されたiPod...
ちょびっと領域を確保していたところに、“龍馬伝”のサントラや“クラシック全般”、懐メロソングス、ブルーハーツやビースティボーイズなんかは...
「もういいんじゃない?」という言葉に抗えなくて全消去....晴れて自分のものではなくなったような。
良い曲が多いらしい嵐とミスターチルドレンを聞いてランニングはしにくい...いや、聞きながら走るということは最近はなくて。
今は街の音を聞いている方が楽しいし、イヤホン邪魔くさいし。
と、iTunesにはたくさん入っているけど、その時々によって全く聞かなくなるからどんどん削除して外付けHDへと移行、一応残してね、気持ちいい。
やっぱり名曲はいいもんだなと...
SAY YES、はじまりはいつも雨、なんかをちょい前に入れたところだった。
.....奥様が助けてくれたのでしょうか、愛ですよね、そうなのではと。
と、開いた領域にはAdiemus - Songs of Sanctuary を突っ込んで。youtube
先輩の友が言ってた、「オレらどんだけ音楽に助けられたか...」と。
自分はあまり意識したことがなかったけど、そう言われてこういうことかと...確かに救われた、そうだと。
賛美歌、グレゴリオ聖歌などの宗教音楽、パイプオルガンをきくと幼い頃からなぜか目が潤むのは1歳の時の自分の魂が記憶していたのだろうと、今そう思う。
小学生の頃に通っていた塾はカトリック教会の2階で開かれていた。
初めて教会の扉を開けた時にすごくあたたかくて懐かしいような寂しいような怖いような、そんな感情がわいてきて、なんだろう思った。
ドリルと格闘中に時折聞こえる音楽が、パイプオルガンの音色...心にスーっと入って染みわたって、塾に行く日が楽しみになっていった。
中学だったか高校生かなってだったか、
母から、「ごめんね、赤ん坊の頃にシスターのところにしばらく預かってもらってて」と...
母と姉が迎えにきて救ってくれた時、僕は家族のことを忘れてしまっていたようだ....けれども、お姉ちゃんがお母さんに伝えた、
「このこ、鈴の音がすきだったからならしてみようよ、お母さん」
....チリンチリン
鈴の音色に気付いて、うわんうわん泣いて母の胸に飛込んできたと。
「ごねんね、ごめんね....よかった、この子は私を忘れていなかった。もう二度と離れないからね、ごめんねごめんね」
その時に“音”が刻まれたのだろうか。
身に着けるネックレスは音が出るものをつけている。
そして母と姉にすぐに繋がる電話には鈴をつけている。

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