2014年6月29日日曜日

2013 3/4 『苦境』


母は病気のためにもうあまり歩けなく、
数駅先の病院にいくだけで手足も痛み、
数週間その痛みが続きじっとたえるしかない。
人にはわからないその痛さ、半分かわれるならかわりたいとも思う。
…負担が大きいためにもう遠出はできない。

週末に車いすの練習をしました。
少しでも身体の負担をへらすために、
そうできれば乗っているだけで家族と近場でもあちこち行ける。
介助者である自分が荷物をしょってしまえばいいし。

街をめぐり、
公共の交通機関の練習もとメトロに乗車しました。
普段は何も気にしない傾斜にもっていかれ、数センチの段差を気にしながら、
慮る方がほとんどですが、こちらにまったく見えていない家族も。
もちろん相手の立場にならないとわからないことですが、
改めて周りをよくみようと思いました。
街を散策し買い物をして、
みな勉強になり楽しかったと思います。

バギーのおかあちゃんもとっても大変ですよね。
手こずっていると手伝うことも多い、夏なんか相当たいへんなことですよね。

...手も痛いのに煮物や炊き込みご飯をたくさん、そして食材もたくさんいただき、でっかいバッグはぎっしりずっしり…
サポートしに行っているのに….
「その愛情はそっくり自分へとあてて欲しい、身体痛くしてしまったら本末転倒」
「そうだね」と。
家族にも他者にも何かしてあげたい、そういう母、自分にとっても誇りです。

と…はじめてのことでしたが、たいへん大きなことを学びました。

介護の現場にいた母、そして介護の現場にいる姉...

「お母さんがまさかこうなるとは思わなかったよ」
とぽつりと言った母、
その分自分が動いて支えればいい。
エレベーターがとまっても、災害があってもおんぶして動ければいい、
走り続けて体力・耐力をつけて、つよい心肺を作って。
走る理由、それも。

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