2014年6月29日日曜日

2013 2/15 『巡って』


先日書いた日暮里の富士見坂、

そのすぐ近くに諏訪神社があります。

眺望の良い諏訪台地の際にあるので、
2枚目~3枚目の写真…
かつての人々はきつい階段から
神社へと参拝に
眺望を楽しむために
虫の声を楽しむために
のぼってきたことでしょう。

今でも遠くを見渡せるのですが、
建物があまりない当時は
それはすばらしい眺望だったのだろうと
想像できます。

今は一服休憩の人、
一眼を構えた少年達がいます。

そんな諏訪神社、
二月の生命の言葉…

「知る者は言わず 言うものは知らず」老子
道を体得している者は、決して知識をひけらかさない。
知識をひけらかす者は、実際には道を体得していないのである。

というお言葉。

見栄と虚栄心の儚さ、
先生とよばないで欲しいと言う名門一家の巨匠。
挫折を経験したことがない教え子に、
挫折を経験せよ言う連戦連敗の成り上がりの巨匠。

連戦連勝の太田道灌、
主人の能力を凌駕したがゆえに…

と、
諏訪神社の別当寺だったという
浄光寺が隣にあります。
眺望がよく雪見にもバツグンだったようで別名は雪見寺。
台地から深々と降る雪、さぞかしきれいだったことだったでしょうね。

建立は太田道灌とか豊島経康とか言われているみたいですが、
どうなんでしょうか、
因縁めいたものを感じます。

その浄光寺には“将軍腰かけの石”というものがあります。
ウロウロしましたが、ぜんぜん見当たらなかった…
鷹狩りは将軍の娯楽以外にも土地や民衆の視察などさまざまな目的があったと。
鷹狩りで将軍が立ち寄ったお寺や神社などたくさんありますね。
かつて板橋区の仲宿にあった乗蓮寺は徳川家康から朱印地が寄進され、
その後も歴代将軍から朱印地が与えられ、格式ある寺院となった。
徳川吉宗の鷹狩りの際には、休憩所としても使われたそうな。
その乗蓮寺は中山道と首都高5号線開通による拡張により、
板橋の赤塚に移転、みなの知る東京大仏のお寺さんでも有名になっています。

それましたが、浄光寺の境内には江戸六地蔵(再建)があります。
これは“始めの”方とのこと。

(後の六地蔵)」は、江戸に出入りする六つの街道の入口に、
それぞれ一体ずつ安置されました。via

一番下の写真、巣鴨の地蔵通り(旧中山道)入口にある江戸六地蔵。
巣鴨というととげぬき地蔵が有名ですが、
本来は旅人の無事を祈るこの大きなお地蔵さんの方がメインなのでしょう。

...近場での太田道灌の足跡を巡り、

点と点が結ばれて

繋げて巡り、

おもしろい。

馬に跨がった太田道灌、日暮里に駆ける。via

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