2015年2月25日水曜日

2015 2/2 『ゆっくり走ること』

なるほどと思って引用...

200万年前、アフリカのサルが樹上から地上に降りてきて、直立二足移動(ランニング、ジョギング、ウォーキング)をするようになり、足の速い四足動物が捕まえた獲物を横取りして食べるようになったのが、私たち人類のスタートでした。
この行動のおかげで脳が大きくなって、体は長距離を走れるように変化し、ついにはヒトは地上の覇者となることができたのです。
われわれは、走ることで側座核が働いて気持ちよくなることができます。側座核が働くと腹側被蓋野が働いてドーパミンを分泌し、前頭前野、運動前野、運動前野、運動野、海馬がよく働くようになり、記憶力が増して長く走り続けられるようになります。しかし、走っているのを見ているだけでは側座核は働きません。実際に走ることが重要なのです。また、ドーパミンによって前頭前野がよく働くと思考力や決断力や注意力が、運動前野がよく働くようになると運動のスキルが、運動野がよく働くと細かい微妙な動作が素早くできるようになります。つまり、走ると頭がよくなるのです。
私は46歳のときにジョグングをはじめて、それ以来走ることを習慣にしてきました。79歳の今も毎日欠かさず走っていますが、これまでに走ることで失ったのは皮下脂肪ぐらいで、あとは得たものばかりでした。走ることで、脳や体が丈夫になり、疲れにくくなるから脳研究に使う時間が増え、研究の業績も上がりました。

世界中でたくさんの脳機能の実験が行われ、現在では「走ることで脳の機能が向上する」だけでなく、「脳の構造が変化し、神経細胞の数が増える」ことまでもが証明されています。
また、走ることが生活習慣病などによる脳機能の低下を防ぎ、不眠症やうつから脳を守り、さらにはアルツハイマー病の症状を軽くし、発症を遅らせることもわかってます。
スロージョギングを行うために朝30分早起きする。
たったこれだけの投資で、これからの人生に大きな財産を獲得できます。

勉強でも仕事でも運動でも、まずは“動く”こと。実際に行動すると脳に刺激が与えられ側坐核が活発に働きだし、「やる気」が出るのです。
そして、一度、側坐核が働き出すと、どんどん「やる気」は出てきます。

....とりあえずやってみる、作業してみる、そして脳みその側座核を働かせてドーパミンをどんどん出そうということですね。
スロージョギングや息が上がらない速さでのジョグはとてもラクです

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