2015年2月3日火曜日

2014 12/19 『石神井川に佇む不動明王 安全の祈願』

練馬区の豊島園のそば、石神井川にかかる大橋という橋の袂に、交通の安全、村人の安全を祈って不動明王が大切に祀られている。
神奈川県伊勢原の大山へ詣でる(阿夫利神社)人々がここで禊を行ったという。
江戸時代後期には大橋はもう架けられていて、ふじ大山道へと至る要衝だったのだろう。
この道辿って行くと板橋区の赤塚にある不動の滝にも通じる。
地図の青い点が不動の滝で、この滝も大山へ詣でる人々が禊を行ったという。
下赤塚までは鎌倉街道と重複する。
江戸時代に大流行した富士大山詣で、気軽に登れるために大山詣では特に人気だったという。
明治になり、交通網も発達してもっと気軽に登れるようになった為に、大山への道標・庚申塔や、禊をした湧水も宅地開発によって減ったり枯れたりして、その役目を終えた。
しかしながら、江戸期の歴史やインフラを知る意味でも大切な史跡として、今も大切にされている。
200年も前からこの場所で人々を見守るお不動様、人々の信仰心、祈りが宿っているのだろう、威風堂々たる姿。

古道ならまだ何かあるかなと、大橋を渡って進んだ。
臨済宗大徳寺派 廣徳寺があった。
立派なお寺さんだなと掲示板を読んでいると、作務衣を着た若いお寺の方が出ていらして、声をかけてくださって少しお話を。
恐れ入谷の鬼子母神 びっくり下谷の広徳寺、そのお寺ですと。
なんでも、関東大震災で焼けてしまって、その後、上野の下谷からこちらに移転してきたですよと。
ここら辺もよくランニングしているし、上野もよくランニングで通るんですと言うと、でしょうね~って....なんか読まれてた感がして笑えたけど。
またお会いしましょうと辞去。

何かとご縁がある加賀藩、加賀藩前田家や織田家も檀家で大寺院となったと。

そういうコミュニケーションも一興

42.310 km   4時間01分18秒  走りました

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