2015年1月21日水曜日

2015 1/16 『雑司が谷 未来遺産』

江戸時代から続く歴史と文化に包まれたまち
雑司が谷
未来遺産 決定。

...とのこと。

「未来遺産運動」は、長い歴史を超えて人々が紡ぎ続けて生きた文化遺産や、自然とともに生きる知恵や工夫の中でつくりあげてきた自然遺産という豊かな贈り物に光を当て、100年後の子どもたちに長い歴史と伝統のもとで豊かに培われてきた地域の文化・自然遺産を伝えるための運動です。



雑司が谷という町は池袋駅のすぐお隣です。
池袋駅が雑司が谷村の外れに開業したと言うべきか。
鬼子母神(鬼の’点がないの本来の表記)への参道の両側にはとても大きなケヤキが続いてて、そのぶっとさと迫力に感動する。
樹齢はなんと400年以上だ。
江戸名所図会にも描かれている。
そして今はなき弦巻川(現在は下水道)も描かれている。
弦巻川を後世に伝える為に、かつて流れていた川跡近くに水車のある休憩所がある。
境内にも大きな銀杏があるが、これもすごい、圧巻です。
境内には日本最古の駄菓子屋さんがあって、懐かしむ大人や楽しそうにお菓子を選ぶちびっ子らにほほもゆるむ。

雑司が谷はずっと昔から栄えてきた町。
雑司が谷・高田と池袋本町(ドンキホーテあたり)と板橋宿をむすぶ古道が今も残っていて、村と村をむすぶ重要な道だったという。
雑司が谷村の村人らは板橋の宿場町に買い物や遊びにでもきていたのだろう。
雑司が谷と池袋本町の中間の何もない田んぼを開拓して池袋駅が開業し、元々池袋の中心だった池袋本町は衰退していき、娯楽の街繁華街だった大塚も衰退していき、現在の池袋が出来上がっていった。
太平洋戦争の時には高田にB29が墜落したという。

雑司が谷、都電の線路部分を拝借して、現在明治通りのバイパスが作られている。
地下道路の工事がいよいよ本格的に始まった。
のどかな雰囲気と近代が混じりあう町、雑司が谷・南池袋、お寺も多いので、あちこち参拝して歩く人の姿をよく見かける。



...そういえば、今週の日曜日にも鬼子母神と法明寺に行ったばかりだった。
栄養補給、混んでて“あんこ玉”買えなかったな。
正月1/2にもランニングがてら雑司が谷霊園を散策して夏目漱石とジョン万次郎の墓所に寄ったなぁ。
一年でどんだけ行っているんだろうか、雑司が谷。
隣の池袋の喧噪とはうって変わって、とても落ちつくほんと素敵な町です。

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