5年前からブーツよりもスニーカーを履くことが多くなった。
そしてエレベーターはあまり使わず、移動は自転車が増えた。
電話で打合せ直後の尋常じゃない揺れに耐えて、ランニングシューズを履き、乱れた室内を飛び出してバイクのアクセル全開で難病の母のもとへと駆けつけた。
途中でハンドルをとられ危うく転倒しそうに、、2度目の大きな揺れだったのだろう...コケなくて良かったなぁ〜と今思う。
うす暗くめちゃくちゃな室内、メット姿の母を見つけて怪我がないか確認して一安心した。
家に帰り、家具は壁から20cm移動...大渋滞の中、バイクですり抜けて妻をピックアップ。
親族や友達、お客さんやお世話になっている方々、被害が大きい地域に住む友らに連絡を取って寝ずに夜があけた。
ランニングをしている理由のひとつに、母のことがある。
大変な事態をまた経験するかもしれないし、足腰を丈夫にしておけば、歩きにくい母を背負っても避難できるから。
地味カラーのランニングシューズを普段でもよく履いているのは、交通機関が止まって帰宅困難、ラクに徒歩やランニングで移動できるから。
4年前の神田明神で、NIKE GYAKUSOUのデザイナーでありランナーでもあるUNDERCOVERのジョニオさんたちをみかけた時に会話が聞こえてきた...「地震で電車が止まってもランニングシューズを履いてれば何十キロあっても走って帰れるよね」って。
ランニングシューズも自転車もバイクもいいツールになるとつくづく思う。
そして馴染んだレースアップのブーツも足を守ってくれる強い味方だ。
・・・走ってみるかとはや7年、初めておもいっきり糞づけた。くっそー!
真っ暗なパークでぶるぶる震えながらくしゃみ連発鼻水ずるずるイライラ状態、常套手段である水道と縁石角と土に砂利、伐採された街路樹跡で応急処置して帰宅。
イヤ〜な気分で殺菌液体ソープで何回も洗って、ミントオイル配合ウォーターですすいで、仕上げはパーツクリーナーを噴射、徹底洗浄。
30年ぶりとかじゃないかな、こんなこと。。。